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違和感


システムの保守運用していると、よくあるトラブルについての対処は熟れてきて、ちょっとした判断ミスが発生する事がある。いつもと同じ対処してると思ったのに結果がいつもと違う。何かおかしい。なんだこの違和感は?
具体的に何がおかしいのかわからず、その違和感を放置したまま数日が経過。
そこで突然、今まで発生した事のないトラブル発生。
何が何だかわからないが、先日の対処の何かが間違っていたからだということは明確。それ以降のメンテナンスは行っていないのだから。。
でも、周りのチームメンバは、当時の違和感に気づいていない。
自分でもその違和感の正体がわかっていないので、メンバに話しをするだけの整理も付いていない。でも、きっと確実にあの時の作業がおかしかったのが、原因だ。早く突き止めなければ。

でもあの時の作業は、エビデンス残してないので、振り返れない。
1人頭を悩ませていたら、1人のエンジニアが、発生しているエラーが、発生しないようにするバリデーションの変更を行った。

当然、そう当然エラーは出なくなる。みんな一安心。。

え、なぜ?
なんで、みんなそれでOKにしちゃうの?
それ、臭いものに蓋をする的な、対処、って言うか、仕様変えちゃってんじゃん、なんで気づかないの?
このままじゃ、おかしなデータがエラーにならずに処理し続けるよ?
それでもいいの?

そんな事を考えながらも、最下っ端の私は発言する事なく、そのトラブルは人々の記憶から置き去りにされていった。

あれから数年、何も誰もその事に問題視していない事を考えると、エラー発生する事が間違いだったのかと思うこもあるが、あの時のみんなのパニック状態と、エイやで、エラーハンドリングを変えてしまういい加減なリカバリは、自分のチーム配下では絶対に許すまいと、心に誓い保守運用を続けている。
それしてもあの時の違和感は何だったのだろう。


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