生前退位は現実的な制度だろうか
生前退位をする事を裏付ける大嘗祭
平成30年11月に大嘗祭を検討しているという。
大嘗祭とは天皇が即位後初めて行う新嘗(にいなめ)祭のことで、新嘗祭とは天皇が新穀を天神地祇に供え、天皇もそれを食する祭儀。新穀ってのは、その年に取れた穀物の事で、天神地祇とは、天つ神と国つ神。すべての神々のこと。
要は、全ての神様と天皇がその年に取れた穀物を即位後初めて食べるお祭りって事かな。
勤労感謝の日の生い立ちの様な祭りだが、天皇が即位後初めて行う儀式なので、皇太子様が即位後に行う。と考えたら、平成は30年で終わりになると考えられますね。
と言うことは、現天皇が2年以内に崩御しなければ生前退位ということになる。
現天皇は高齢で2度の手術も受けていて後2年も現業を継続させるのか。。天皇本人は8月8日の放送で生前退位を、望んでいるかの意思を表明したにもかかわらず。
2年も持つのか?
そんなに法律変えるの大変なのか?
など、皇族って、不自由で生き苦しいなぁ。と感じながらも、我々の生活への影響を考えると、大嘗祭にかかる費用、平成に変わる次の和暦を考える時間、和暦が変わる事による世の中やシステムの表記の変更に要するコスト。
などなど、お金がかかるなぁと言う印象が強い。そして、それは税金から捻出されている。。。
和暦・・・天皇が変わると変わるものの代表。日本でしか通用しない暦。
役所での手続き以外ではほぼ使わなくなったのではないかと思われる暦。
今平成何年だっけ?って多くの人が把握できてない様な暦。
ふと思った。
和暦っている?必要?
書類で日付書く時、和暦書くのか西暦書くのか悩むんですよね。
なきゃないでいい。
昭和天皇が亡くなった時、平成という年号とともに現天皇が即位した。
新しい年号の始まりはおめでたいイベント。にもかかわらず、前天皇の死と言う悲しみも含んでいる。
この悲しみの部分と新年号のはじまりは、切っても切れない関係だったが、生前退位が実現されたら、新年号から悲しみは亡くなる。
和暦の必要性は無いと、私は考えているが、残るのであれば、そこから悲しみを遠ざける意味でも生前退位はあって良いと思う。