【子育て】簡単にロジカル思考を身につける親がやるべき事
仕事をする上で、思考の基準とするのに手っ取り早い考え方。それが、5w1h。
いつ(When)
どこで(Where)
だれが(Who)
なにを(What)
なぜ(Why)
どのように(How)
これに、コストのhow matchを付けて5w2hとする事もあるが、思考の基本は5w1h。
私はこの中でwhyが、他と比べて異質な要素を持っていると思う。
whyの異質さ
なぜ、whyが異質なのか。
その理由。
1.一度で 解が出ない
問題が起こった時によく使われる、原因の深掘りになぜ?を、5回繰り返すと根本原因にたどり着ける。と言われることがあるように、一回のなぜ、だけで本質が得られないことが多く、一つのなぜに対する回答に対して、なぜその回答になったのか?の次のなぜが生まれる。
why以外はこのような性質はない。
2.アクションに対する情報ではない
なぜ、それをやるのか。
これを求めている。
他の要素は、このwhyを、トリガーに突き動かされる具体的な要素となる。
従って、物事が動かされるはじめの情報がなぜ?であり、その結果残りの4w1hが決まってくる。
そういう意味で、whyは異質な要素である。
whyの重要性
whyは異質であり、whyがなければ、他は生まれない。というか、他の行動の根拠となる情報がwhyとなっている。
whyが誤っていれば、続く4w1hが正しく機能しないリスクさえある。
それほど、重要な要素であり、確定が困難な要素である。
教育上のwhy
このwhy。教育上も非常に重要で、物事の理由付けだけではなく、自分の気持ちを伝える上でも非常に重要な要素。
生まれたての赤ちゃんは「快」「不快」だけで感情をコントロールするが、成長するにつれ多くの複雑な感情を抱えることになる。「快」よりの感情もあれば「不快」よりの感情もある。今起こっている感情を人に伝え、人を動かすため、また人を動かす適切な言葉を選ぶために、なぜを深堀し、見極めることが重要な思考となる。
数学も公式をただ覚えるだけではなく、なぜこの公式が成立するのかを考えて理解することが学力向上には必要である。(公式をただ覚えることがダメというわけではない)
このwhyマインドを自分に定着させるには、考えることに尽きる。
ただし、考えるとは、とても疲れる。
時にストレスとなる。
ぼーっとしている方が楽だ。
ぼーっとテレビを見る方が何倍も楽だ。
今の子供は宿題が多くて大変で、頑張ったらテレビををてぼーっと楽しんでいたいようだが、残念ながら学校の宿題をに考える為の要素がない。記憶だけでできてしまう。子供はされで良いと思ってしまう。
それが危険。
だから、親は勉強以外の生活の中で、なぜ?を投げかけて、考える癖を付けなければならない。
自分から何故?と思うようになったらしめたものだ。
そう考えて日々子供と接することで、子供の考えが常に整理されて、物事をロジカルに考えられるようになります。